ブログ収益化のカギ！無料VS有料プラットフォーム比較とWordPress設定ガイド

2025年2月28日

ブログで月10万円を稼ぐことは、副業としても十分な収入になります。

しかし、以下のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

ブログで具体的にどうやって収益を上げればいいのかわからない
無料ブログと有料ブログ、どちらを選べばいいのか迷っている
記事の書き方や収益を最大化するコツを知りたい

ブログ収益化には大きく分けて4つの手段があり、それぞれ異なる特徴があります。また、無料・有料のプラットフォーム選びや、記事の書き方など、収益化のために身につけるべきスキルもあります。

そこで本記事では、ブログで月10万円を稼ぐための具体的な方法を、以下の流れで詳しく解説します。

4つの収益化手段の特徴と始め方
無料・有料プラットフォームの選び方
収益化に必要なスキルとテクニック
WordPressでのブログ開設から収益化までの手順

ブログ初心者の方にもわかりやすく、収益化のロードマップを示していくので、ぜひ参考にしてみてください。

【副業にも最適】ブログ収益化で月10万円稼ぐ！4つの手段

ブログで収益を得る方法は、大きく以下の4つに分類できます。

Googleアドセンスなどの広告収入
ASPを活用したアフィリエイト
オリジナル商品やサービスの販売
スポンサー記事や寄付型の収益モデル

それぞれの収益化手段の特徴や具体的な始め方、収益を最大化するためのポイントを詳しく見ていきましょう。

1.広告収入（Googleアドセンス・スポンサー枠）

広告収入の基本となるGoogleアドセンスは、審査に合格すれば比較的安定した収益が期待できます。

2025年現在の審査基準では、開設から6ヶ月以上が経過し、月間PV数が1,000以上のブログが合格の目安と言われています。

Googleアドセンス審査合格のためのポイントは、以下のとおりです。

オリジナルコンテンツを15記事以上掲載
プライバシーポリシーと免責事項の設置
サイトマップとお問い合わせフォームの設置
スマートフォン表示の最適化

一方、企業からの直接広告（スポンサー枠）は、月間PV数が5,000以上あれば営業活動を開始できます。1枠あたりの相場は、月間1〜3万円程度です。

メディアキットを作成し、ターゲット層が近い企業にメールやSNSで積極的にアプローチしてみましょう。

広告の配置場所としては、記事上部や記事中間、サイドバーなど、読者の目に留まりやすい位置がおすすめです。ただし、広告表示が多すぎるとユーザー体験を損なう可能性があるため、バランスを意識した配置設計にしましょう。

2.アフィリエイト（ASP・Amazon・楽天）

アフィリエイトは、商品やサービスを紹介して成約が発生した際に報酬を得られる収益化手段です。主要なASP（アフィリエイトサービスプロバイダー）では、成果報酬が5～20%程度となっています。

代表的なASPは、

ASP	特徴	報酬目安
A8.net	・初心者向け・審査が比較的緩め	5～15%
もしもアフィリエイト	・物販やサービス全般	同上 12％のボーナス報酬あり
アクセストレード	・金融系案件が豊富	3～20%
Amazonアソシエイト	・商品数が豊富・リンク作成が容易	1～10%

ASPへの登録には、1日100PV以上のアクセス数や、独自ドメインの取得が求められることが一般的です。審査に通過するためには、プライバシーポリシーやお問い合わせページの設置も重要なポイントとなります。

一方、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトは、商品リンクの作成が簡単で初心者でも始めやすいのが特徴です。商品レビューや比較記事など、購買意欲の高いユーザーを意識したコンテンツ作りを心がけると成約率の向上が期待できるでしょう。

3.自分の商品・サービスの販売

ブログを通じて自分の商品やサービスの販売をして収益化することも可能です。特に、ブログで培った専門性や経験を活かして商品を紹介すれば、安定的な収入源となるでしょう。

具体的には以下の3つのようなものが代表的です。

デジタルプロダクト
サブスクサービス
コンサルやコーチング

デジタルプロダクト

電子書籍やオンラインコースは、制作後の運用コストが低く、販売数が多くなっても負荷は増えません。価格設定は、提供する価値に応じて3,000円から30,000円程度が一般的です。

サブスクサービス

メンバーシップサイトやオンラインコミュニティの運営は、月額制の安定収入が見込めます。以下に主な収益モデルの例を紹介します。

月額会員制サロン：2,000円～5,000円
プレミアムコンテンツ配信：3,000円～10,000円
オンラインコミュニティ運営：1,000円～3,000円

継続的に収益を維持するためには、メンバーに満足してもらえるコンテンツやイベントの開催などが必要です。

コンサルティングやコーチング

コンサルティングやコーチングは、より深い価値提供が可能な高単価サービスです。初回は60分10,000円程度から始め、実績を積みながら段階的に価格を上げていくと効果的です。クライアント獲得には、無料相談会や体験セッションの提供が有効な戦略となります。

4.その他（スポンサー記事・寄付など）

スポンサー記事や寄付型の収益は、ブログの信頼性と読者との関係性が大きく影響する収益モデルです。

スポンサー記事の単価は、ブログのPV数や読者層によって異なり、1記事5,000円から10万円以上まで幅広く設定されています。

企業からの執筆依頼を獲得するには、以下の3つの取り組みが効果的です。

自社メディアを持つ企業へ直接営業メールを送付
PRプラットフォーム（CrowdWorks、サグーワークスなど）への登録
ブログ内でスポンサー記事の受付を明示

SNSやメルマガと連動したクロスメディア展開も重要です。X（旧Twitter）やInstagramで日常的な情報発信を行いましょう。そのうえでブログでは深い知見を共有するなど、メディアごとに異なる価値を提供し、より多くの支援者を獲得しましょう。

初期段階では月1〜2万円程度の収益からスタートし、信頼関係の構築と支援者の増加に応じて段階的に収益を伸ばしていくようにしましょう。

無料？有料？最適なプラットフォーム選びのポイント

ブログ収益化を目指すなら、プラットフォーム選びはとても重要です。最適なプラットフォーム選びのために、無料プラットフォームと有料プラットフォームを比較検討してみました。

無料と有料の違いを徹底比較！失敗しない選び方
無料プラットフォームのメリット・デメリット
有料プラットフォームのメリット・デメリット

あなたの目的や予算に最適なプラットフォーム選びの参考にしてください。

無料と有料の違いを徹底比較！失敗しない選び方

ブログプラットフォームは、大きく無料サービスと有料サービスに分けられます。それぞれの特徴を表にまとめました。

費用	プラットフォーム	メリット	デメリット
無料	Amebaブログはてなブログ楽天ブログ note	・初期費用なし・簡単な操作性・すぐに開始可能	・デザイン制限あり・広告制御不可・独自ドメイン不可
有料	WordPress	・自由なカスタマイズ・広告収入最大化・SEO対策充実	・初期費用必要・技術知識が必要・定期的な保守管理

WordPressの場合、初期費用は最低でもサーバー代とドメイン代で年間1万円程度が必要です。運用コストは月々500円から数千円程度で、プランによって変動します。

プラットフォーム選びで最も重視すべきは、ブログの目的です。趣味での情報発信が目的なら無料サービスで十分でしょう。

一方、本格的な収益化を目指す場合は、将来的な拡張性を考慮してWordPressなどの有料プラットフォームがおすすめです。技術的なハードルを考慮しつつ、長期的な運営プランに基づいて選択しましょう。

無料プラットフォームのメリット・デメリット

無料ブログサービスの最大の特徴は、初期費用が不要な点です。

はてなブログやnoteなどの代表的なプラットフォームは、アカウント登録をするだけで、すぐにブログを開設できます。専門的な知識や技術がなくても、直感的な操作で記事投稿や基本的な設定が可能な点もメリットです。

運営会社による安定したサーバー管理により、メンテナンスの手間も最小限で済みます。

メリット	・初期費用0円で即日開始可能・技術的知識不要で簡単操作・広告収入の自動分配システム完備
デメリット	・デザインのカスタマイズに制限・独自ドメイン取得が有料・広告表示位置の自由度が低い

一方で、無料プラットフォームには機能面での制約も存在します。デザインテンプレートの選択肢が限られ、HTMLやCSSによる細かなカスタマイズも困難です。

アフィリエイト広告の掲載位置や種類も制限される場合が多く、収益化の選択肢は運営会社が用意したものに限定されます。

将来的なブログの成長や収益拡大を見据えた場合、カスタマイズ性の低さがボトルネックとなる可能性もあるので、その点を考慮して決めましょう。

有料プラットフォームのメリット・デメリット

有料プラットフォームの最大の特徴は、高度なカスタマイズ性と充実した機能にあります。有料プラットフォームのメリット・デメリットを表にまとめました。

メリット	・独自ドメインの使用可能・SEO対策機能が充実・デザインの自由度が高い・広告配置の自由度が高い
デメリット	・月額費用が必要・技術的な知識が必要・セキュリティ対策が必須

有料プラットフォームでは、WordPressが代表的です。WordPressは、アクセス解析やSEO対策ツールの導入も自由自在で、収益化に向けた様々な施策が可能です。

その一方で、サーバー管理やセキュリティ対策などの技術的な知識が必要となるため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

月額費用は1,000円から3,000円程度が一般的です。その費用負担が大きいか少ないかは個人によって違うかもしれません。ただし、本格的なブログ運営を目指すなら、初期の学習コストを払ってでも有料プラットフォームを選択する価値は十分にあります。

ブログ収益化のために必要なスキルやテクニック

ブログで安定した収益を得るには、サイト構造の設計から記事の見せ方まで、様々なスキルが求められます。そこで、収益化に必要な代表的な3つのスキルやテクニックを紹介します。

サイト構造と内部リンク設計
SEO対策された記事構成
クリックされるキャッチ―なタイトル

以上のスキルを段階的に習得することで、より多くの読者に価値を届けられるブログとなり、収益化も進めやすくなるでしょう。

1．ブログの土台を作る「サイト構造＆内部リンク設計」

ブログの収益化を成功させるには、サイト構造と内部リンクの最適な設計が不可欠です。効果的に設計することで、ユーザーの回遊率向上とSEO効果の両立が実現できます。

ブログの骨格となる重要な要素として、階層構造や内部リンクの設計があります。コンテンツの関連性を明確にし、ユーザーが求める情報へスムーズに誘導できる構造が理想的です。

内部リンク戦略のポイントを以下の表にまとめました。

リンクの種類	推奨される用途
カテゴリーリンク	同じジャンルの記事への誘導
関連記事リンク	補足情報の提供と回遊促進
パンくずリスト	現在位置の明示と階層把握

URLの設計では、検索エンジンが理解しやすい命名規則を採用します。カテゴリー名やキーワードを含めた分かりやすい表記が効果的です。

広告設置については、コンテンツの視認性を損なわない位置に配置し、ユーザビリティとの両立を図りましょう。おすすめの配置場所は、記事上部、中間部、下部の3箇所です。それ以上広告を置く場合は、コンテンツ量に応じて調整していきましょう。

2．PV数・アクセス数を集める「SEOと網羅的な記事構成」

ブログのPV数を増やすには、SEO対策と網羅的な記事構成の両立が不可欠です。Google検索で上位表示を目指すために、以下の要素を意識しましょう。

タイトルとメタディスクリプションへの適切なキーワード配置
見出し（h1〜h4）の階層構造を意識した適切な文章構成
ユーザーの検索意図に応える詳細な情報提供
関連キーワードを自然に盛り込んだ本文作成
内部リンクによる関連記事への誘導設計

特に重要なのが、ユーザーの検索意図を満たす網羅的な記事構成です。例えば「ダイエット方法」というキーワードで検索するユーザーは、具体的な方法だけでなく、成功事例や注意点なども知りたいと考えています。

そこで、Googleキーワードプランナーなどのツールを使って関連キーワードを洗い出し、競合サイトの記事内容も参考にしながら、より詳しい情報を提供しましょう。

さらに、他サイトにない独自の切り口や、実体験に基づく具体的なアドバイスを織り交ぜることで、オリジナリティのある記事を作成できます。

3．読者を引きつける「キャッチーなタイトルと見せ方」

魅力的なタイトルと適切な見せ方は、ブログの読者数を大きく左右する重要な要素です。たとえ検索結果で上位表示されても、タイトルが魅力的でなければクリックされにくいのが現状です。

効果的なタイトルには、以下の3つの要素を含めるようにしましょう。

読者の悩みや課題を明確に示す問題提起
具体的な数字やメリットを含む解決策
信頼性を高める根拠や実績の提示

記事の見せ方も大切なポイントです。スマートフォンでの閲覧が多い現代では、スクロールしやすいレイアウトが必須となります。

段落は短く3〜4行程度にとどめ、関連する画像は本文の直後に配置すると読みやすくなるでしょう。また、オリジナルの図解やグラフを効果的に使用すれば、記事の価値と信頼性が向上します。ただし、素材の使用には著作権に十分注意を払い、必要に応じて有料素材の活用も検討しましょう。

見出しは階層構造を意識し、H2→H3→H4の順で整理します。各見出しには検索キーワードを自然な形で含めてSEO効果を狙っていきましょう。

WordPressを使ったブログ開設＆収益化ロードマップ

WordPressでブログを開設し収益化を目指すまでの道のりを、以下のような具体的なステップで解説します。

テーマとジャンルを決める
ドメインとサーバーの契約
WordPressテーマとプラグインの導入
ASP登録
記事作成と公開

収益化の土台となるブログを構築する参考にしてください。

1．テーマとジャンルを決める

ブログで収益を上げるには、テーマ選びがとても大切です。収益化に成功したブログの多くは、開設前に明確なテーマ設定を行っていたという調査結果もあります。

収益化に向いているジャンルのテーマ選定は、以下の3つの観点から検討してみましょう。

市場規模が大きく、広告単価の高いジャンル（金融、不動産、転職など）
競合が少なく、かつ需要が安定しているニッチな分野（特定の趣味、専門技術など）
自身の経験や知識を活かせる得意分野（仕事のスキル、資格など）

選んだテーマに対して、主要な収益モデルも同時に検討する必要があります。例えば、美容系なら化粧品のアフィリエイト、IT系ならプログラミングスクールの紹介など、ジャンルに合わせた収益化戦略を立てましょう。

継続的な記事更新を考えると、自身が興味を持って長期的に取り組める分野を選ぶことも大切です。1年以上の運営を見据えて、話題の枯渇しにくさや将来性も考慮に入れてください。

2．ドメイン＆サーバー契約

ブログ開設の土台となるドメインとサーバーの選定は、将来の成長を見据えて慎重に行う必要があります。

ドメイン名は、ブログの印象を大きく左右するため、分かりやすく覚えやすい名前を選びましょう。

サービス名	初年度料金	更新料金
お名前.com	0円～	1,276円／年～
ムームードメイン	0円～	1,089円／年～
ValueDomain	0円～	790円／年～

レンタルサーバーは、安定性とコストパフォーマンスのバランスが重要です。

初期費用を抑えたい場合はロリポップやエックスサーバーライトがおすすめですが、アクセス数の増加が見込める場合は、エックスサーバーやConoHaWINGなど、より高性能なプランを選択しましょう。

契約後は、WordPressのインストールとSSL証明書の設定を行います。

多くのレンタルサーバーでは、管理画面から数クリックでWordPressをインストールできる「簡単インストール」機能を提供しているので探してみましょう。SSL化も、最近は無料で自動設定できるサービスが一般的です。

3．WordPressテーマ＆プラグイン導入

WordPressでブログを収益化するには、適切なテーマ（Webサイト全体のデザインや構成を決めるテンプレート）とプラグインの選定が重要です。

収益化に最適なテーマは、アフィリエイトリンクの視認性が高く、スマートフォン表示に最適化された設計が特徴です。

無料のテーマでも問題ありませんが、収益化を目指すのであれば有料テーマの導入をおすすめします。収益化に結びつくアフィリエイトボタンが豊富に用意されていたり、クリック率を計測できたりと、便利な機能が豊富に用意されています。

ブログ初心者の方であれば、有料テーマのSWELLがおすすめです。セットアップも簡単で、初期設定の状態でもきれいなブログサイトが作れます。

SiteGuard	セキュリティ強化
BackWPup	自動バックアップ
Contact Form 7	問い合わせフォームを作成
EWWW Image Optimizer	アップロードする画像を圧縮
All in One SEO Pack	検索エンジン対策の基本設定を自動化

4．ASP登録

ASPに登録すれば、商品やサービスの紹介記事から収益を得られるようになります。ブログ収益化の第一歩として、以下の主要なASPの特徴と審査基準を確認しましょう。

ASP名	審査基準	特徴
A8.net	記事3本以上	・初心者向け・審査が比較的緩め
もしもアフィリエイト	記事5本以上	・Amazon商品取扱・報酬率が高め
バリューコマース	記事10本以上	・Yahoo!ショッピング連携可能

ASP登録の審査では、ブログの信頼性が重視されます。最低でも5〜10記事程度の投稿と、プライバシーポリシーやお問い合わせページの設置が求められるケースが一般的です。

まずは審査基準の緩いASPから登録を始め、ブログの成長に合わせて段階的に登録ASPを増やしていくのがおすすめ。ASP管理画面では定期的に成果報告を確認し、より効果的な商品選定や記事作成に活かしていきましょう。

報酬は通常、成果確定から15日〜45日後に指定口座へ振り込まれます。最低支払額は5,000円〜1万円程度に設定されていることが多いため、初期の支払いサイクルを意識した活動計画を立てることが重要です。

5．記事作成と公開

記事作成では、コンテンツの質と更新頻度の両立が重要です。高品質な記事を継続的に提供するため、効率的なワークフローを確立しましょう。

記事作成の基本ステップは以下のとおりです。

作業段階	具体的なタスク
企画・構成	・キーワード選定・リサーチ・構成作成
執筆・校正	・文章作成・文章チェック・画像準備
SEO対策	・メタ情報設定・内部リンク最適化

記事の質を高めるには、信頼できる情報源からデータを引用し、独自の視点や経験を加えると効果的です。画像は著作権に配慮しながら、記事の理解を深める要素として効果的に活用しましょう。

更新頻度を維持するためには、1週間分の記事をストックしておくことをお勧めします。そうすれば、急な予定変更があっても安定した投稿が可能になります。

最後に、公開前には必ずプレビュー確認を行い、文章の読みやすさ、画像の表示、リンクの動作を確認しましょう。メタディスクリプションは、記事の価値が伝わる簡潔な文章で作成します。